第5回 訪問先 【大隅町】10月4日(土) |
薩摩藩士の歴史の足跡濃く、今も語り継がれる大隅ヶ國 |
☆大隅町 (平成12年度国勢調査)
■ 大隅町長 桂 次雄
人口 男 6,361人
女 7,220人 計 13,581 人
世帯 5,638 (人口、世帯は日々、推移変動しています)
|
|
大隅町は、大隅半島北部に位置し、財部町、末吉町、輝北町、松山町と共に北曽於地域に属している。また昔から、法務局・裁判所・警察署・県の合庁・国の合庁などが集中しており、周辺地域町の中心を担っている関係から、交流など深い係わりがある。農業分野でも、畜産実績は優秀であり、各賞を総なめするほどである。また、農産物では、「弥五郎スイカ」が有名であり、生産額県内一位を誇っている。スポーツも盛んで、特に剣道は大隅半島地域が剣道の強いところということもあり、その中でも大隅の剣道は冴えている。それもそのはず、この地は「岩川郷 私領 五番隊」の血を引き継ぐ闘魂精神の町でもあった。
|
☆最初に目に飛び込んできたものは!
|
財部町を出発し,旧国鉄都城・志布志線(現在は"ふれあいマインロード"となっており,末吉町から大隅町へ続く長いながい散歩道となっている。)に平行して走り,一路,大隅町を目指す。そして最初の目的地,"道の駅おおすみ弥五郎伝説の里"に足を踏み入れた。
|
☆まず大隅町と云えばここ!
道の駅「おおすみ・弥五郎伝説の里」 |
農土家市(物産館) |
道の駅のとは思えないほどの広大な敷地、緑の多さ、これが"道の駅おおすみ弥五郎伝説の里"の大きな特徴といえよう。この大きな敷地に入ると、すぐににぎやかな物産館が目に入ってくる。ここが大隅町の物産館である「農土家市(のどかいち)」。
朝採れの新鮮な野菜を農家の会員により販売運営をしており、早い時間に完売するほど人気が高い!追加搬入はするがストックは置かない。これほどの人気ぶりを確認すべく,早速、店長の上杉弘幸さんにインタビューしてみました。
「道の駅になってからはメディアの方が宣伝するようになって,お客様もそれまで以上に、たくさん足を運んでくださるようになりました。おかげさまで毎日、忙しい。バスで立ち寄られる方々も多くなって、とても嬉しいことです。」
上々の人気ぶりに、どことなく答える表情が嬉しそうに見えました。 |
店内には絶え間のない来客。並べられた新鮮野菜などの中に、じつに珍しいものを発見!ここでは大隅町でとれたものが並べられているが、その中でもドラゴンフルーツがあるのには驚いた!これも大隅町で穫れたものです。このドラゴンフルーツ、上野和美さんが代表を務める上野観光農園(大隅町)で穫れたもの。上野さんはこのほかにも、パッションフルーツ、ナシ、ブドウの栽培も手がける。凄いっ!!さらに店内には、道の駅の販売形態としては珍しい肉の量り売りもしている。もちろん、これも大隅町産。その名も"やごろう豚(トン)"だそうな。これ以外にも様々なものが売られており、道の駅販売所の成功例として、その評価は高い。
|
|
□弥五郎どん祭り
900年の歴史をもつ岩川八幡神社の秋の例大祭 |
岩川八幡神社 |
さて、"農土家市"を後にして、次に向かうは900年の歴史をもつ岩川八幡神社。地元の人のみならず町内外で親しまれている"弥五郎どん"のルーツを探るのに、ここは欠かせまい。敷地内の急な上り坂を数百メートル上りついた頂上に社(やしろ)がある。ここにはご神体ともいえる弥五郎どんの大きな面とゲタが納められており、11月3日に行われる秋の大祭では、ここ頂上の社で息を吹き返した巨人"弥五郎どん"が、町内の男達の手によって坂を下り観衆にお披露目され街を練り歩く。地元の人に囲まれながら坂を下り、お披露目され、さらに多くの人に取り囲まれる弥五郎どん。親しまれながら語り継がれてきた弥五郎どんは、まさしく町の人気者です。 |
この後、西南の役で戦った戦没者を弔った墓地"官軍墓地"、大隅町の象徴である弥五郎どんのお面製作を手がける弥五郎面製作2代目 「弥五郎面工房」吉峯 魁 さんの製作所,五番隊の一員が眠る墓をめぐり、次の目的地、株式会社 津曲食品へ向かった。
|
|
農業 |
行く道すがら、カライモ畑を通った。今がちょうど、薩摩芋の取り入れ時!(カライモ事情)
大隅町は県内でも頴娃町と共に素晴らしい芋を産出する地域。今年は早掘り芋が不良で焼酎のできが良くないのではと心配されたが、それ以降の芋は後半になり全般的に天候が安定して例年になく高品質の芋が採れている。今年、普段どおりに時期物として仕込まれた焼酎は最高のビンテージになることでしょう。今から楽しみで待ち遠しい。
|
|
□ 二つ目の道の駅、物産館が? |
道路沿いに広い駐車場と隣にはビジネスホテル。『ここも道の駅か?』と思わせるような雰囲気のあるところに着いた。ここに津曲食品の工場がある。この会社、知る人ぞ知るあの"彦一だんご"を製造している会社でもある。彦一だんごの人気もさることながら、やはりオススメは鹿児島名物"あくまき"でしょう。津曲食品の「あくまき」は硬すぎず柔かすぎず適当な灰汁【あく】の風味と美味しさからファンが多い。大隅町はこうやってみていくと、本当に美味いものが多いということに驚かされる。身近なところでこんなにもたくさんの発見。今日の新焼酎の味を期待せずにはいられません!
さて、津曲食品の工場内を見学し、外へ出るとすっかり夕日がまぶしい時間に。と、いうことで、今夜の飲み会の会場"吉兆庵"へ向かうことに。
|
|
□交流 大隅町きっての勇士が一同に揃う!
岩川郷 私領 五番隊の子孫も駆けつけた! |
今日は焼酎「岩川郷 私領 五番隊」が誕生の発表会。大隅町きっての勇士が焼酎「岩川郷 私領 五番隊」の誕生を共に祝おうと一同に揃った。もちろん、焼酎『私領 五番隊』の発案者 竹下一成さん、名付け親の澤俊文さんも出席され,今日の陰の主役ともいえる岩川郷 私領 五番隊の子孫も駆けつけた!大隅町内の居酒屋「吉兆庵」には70名近く参加者が一同に集った!故郷探訪キャラバン隊は今回合流ということで参加しました。
「それでは,開けますよっ!」、…喉が鳴る…,『カンパァーイ!!』
大きな期待を受けながらも、順風万端ではなく、満を持して世に出た焼酎だけに、その味は絶品と言っていいでしょう!テーブルごとに置かれた一升瓶の中の焼酎がみるみる減っていく。参加者は年配の方が多い。しかしながらその威勢の良さと飲みっぷりには驚いた。大隅町はこの方々が元気だから盛り上がっているではないかと思わせるほどでした。毎度のごとく、応援側のキャラバン隊のほうが、元気をいただいた格好でした。今日の新酒発表会には,南日本新聞社の大隅支局長の柴立浩一さんと鹿児島新報社大隅支局長の幸田康則さんも地元の方と焼酎で情報交換を含め懇親絶好調!
|
焼酎発表会・キャラバン合流懇親中 |
●●宴のあとに…
いずれまた日が昇るように、楽しい宴もいつかはお開きの時がやってくる。今回のキャラバン・大隅編では地元酒造元「岩の泉」の二銘柄や「甕御前」「侍士の門」「私領 五番隊」を心ゆくまで美味しくいただきました。岩の泉さんの焼酎も美味しくいただきました。目の前の地の旬を召し上がりながら・・。
会場となった居酒屋"吉兆庵"では「侍士の門」を含む数々の焼酎が展示してあった。地元では、何を飲まれますか?と参加者の方々に訊ねると、"霧島"や"若潮"という答えが多かった。『地元に酒造元がありながら…』と疑問だったが、「地元の芋や原料を使用しないからですよ。」と厳しい声を聞いた。言い換えれば、地元の原料を使用した焼酎を造ってもらいたいという希望や願いの表れであり、それを飲みたいということの地元感情の表れであったのではないだろうか。「私領 五番隊」の町らしく手厳しい…。
大隅町で生まれた原料を使用して、新たに生を受けた焼酎『私領 五番隊』。大隅町の礎を築いてきた先祖の方々も、きっと『五番隊』の新たな門出を、共に喜んでくれているに違いない。仲間達と焼酎を酌み交わしながら。
今宵も“まっこち良か晩”で大隅町に「またいっき来もんで!(また、すぐきますから」と後にしてキャラバンを終えた。大隅陣の宴はその後も大いに盛り上がったらしい。
|
|
★資料編 (写真や詳細な資料の紹介) |
☆健康ふれあい館(風呂)・弥五郎まつり館・ディサービスセンターの複合施設
※弥五郎の湯 沸かし湯の温泉が施設の中にある。(おばあちゃんも、ホッと湯) 弥五郎まつり館(大隅町の歴史や郷土紹介がパネルなどで見学できる)
※トンネルを潜ると原寸大の祭りに使用する巨大な「弥五郎どん」が現れる。会場の周囲につくられた螺旋階段を上がり頭上からみ降ろすことができる。でも、こんな上に人間が乗って差配して練り歩く。
☆「弥五郎どん」がスペインの祭りに招かれ海を渡った記念の石碑パネルがあった。国際的な出来事に、大隅町もまた鹿児島にとっても光栄なことである。さすがのスペインっ子も「すだった(後ずさり)に違いないだろう!」
☆巨大な弥五郎どんの銅像が町に背中を向けているところで、曽於の地域住民のために常に新しい情報を発信提供し続けている南日本新聞社大隅支局長と、同じ思いの財部町役場・企画課キャラバン隊担当が弥五郎どんの心境?になって沈黙の眺望。
☆レーシング場(ゴーカート)やコンビネーション遊具施設もあり、子供連れの家族に大変な人気。自然に囲まれて気持ち良い風が通る公園内です。※手前の景観は「お米」です。以前は花が植えられていたらしい。田んぼでなく、棚田風だんだん畑作り。真ん中に小さく見えているのは、幼児と散歩の母子。
●●ふれあいマインロード
旧国鉄大隅線の跡地を末吉町駅から大隅駅までをつないで散歩道として整備されたものです。以前、大隅警察署・北曽於地域安全活動協議会主催で、安心安全をスローガンとした「マインロード駅伝」が催されたことがあるが、曽於の地域防犯の意識強化はここから始まっているのかも知れない。
☆農・畜・食・産・人
●●上野観光農園
代表 上野和美さん(60才)
☆細道に入っていくと農園があった。静かな所にあって財部には無い風景が広がり梨や葡萄など亜熱帯植物が実っているらしい。奥に進むと・・・
梨(豊水・新高・愛宕など)の最後の取り入れが始まる。愛宕梨は11月十日頃から、1キロから2キロの大きな梨を出荷する。町外発送も予約受付中!
☆ドラゴンフルーツ
道の駅でゲットしたあの果物。切ると中も真っ赤。甘くて酸味があり、キーウイのような感じで体によさそう!ヘルシーで南国感が漂います。一見はやはり「サボテン」です。こぶしより少し大きな果物。一押しのドラゴンフルーツ。
菜種、カライモ、ハウス栽培で電照菊や飼育牛も経験された。若い頃、派米研修に参加経験。緑化事業も経験。いろいろと目先を変えて挑戦してきた結果、今の農園を元年に植付けして至る。土地評価は落ちるけど農園としては最高の地域を選んだから成功した。
☆パッションフルーツ
路地時期も終わり、かろうじて青い実だが、なっていた。最盛期にまた来て見たい。ちぎりたての新鮮な実をかぶりつきたいものだ。でも、ハウスなので、冬場も採れるのだろうか?
☆葡萄の剪定法伝授!上野さんからブドウのなり方、また、剪定の仕方、時期など、かねてから疑問にしてきた部分を教授してもらう。農業実習.
☆ドラドンフルーツは大きな花を夜に咲かせる。花粉をつけてやらないと実が落ちる。しなくても良い品種もあるそうだ。
☆観賞用として今回から特別に販売を予定しているドラゴンフルーツの苗。限定出荷の為、直接、お問い合わせください。ご自宅でドラゴンフルーツが食べられるかもしれません。
※お問い合わせは ? 0994-82-1509
上野観光農園まで
鹿児島県曽於郡大隈町月野1445番地
http://www4.synapse.ne.jp/uenonouen/
●●特産 やごろう豚(とん) (有) 大成畜産
☆「おいしいエサ」「美味しい水」そして「明るい環境」で育てます。黒豚独自のうまみは絶品。現地取材は、他の地からの「菌・ウイルス」が入り込まないように管理されている為に左の写真だけををいただいた。
☆大成畜産 代表 大成理一さん
後継ぎの娘さんと一緒に黒豚生産販売に励む。黒豚ブームにものり空前の人気。今では大隅町でも上位納税優良会社に成長。こうなるまでの苦労話も楽しそうに振り返られて語られた。
☆道の駅では「やごろう豚(とん)」として新鮮なまま、普通の生肉店のように販売されている。道の駅では珍しい販売風景である。黒豚の加工食品(味噌漬け、ハム、ソーセージ)は年中無休で販売。
★黒豚精肉販売 やごろう農土家市店
п@0994‐82‐5857
※黒豚は疲労回復、滋養強壮のビタミンB1をはじめコレステロールを下げる脂肪酸を多く含み、カロリーも高くなく、良質の蛋白質もあり、ヘルシーパワフルな食物です。
(道の駅・パンフから・・)
道の駅
☆この立派なモニュメントが目印。さすがに畜産の町を象徴。もう一体あるがそれはもっと楽しい「来てのお楽しみ」ということで今回は未公開。
☆"カボチャの大会"月野集落は月野中学校3年のこども達が栽培した78,2キロものカボチャが優勝。1個、7,000円の値がついていた。食用でなく観賞用または家畜のエサになる。しかし・・大きなカボチャです。童話の世界です。
大隅町が平成3年度から平成7年度まで総工費29億円をかけて整備した多目的公園(19,5ha)広大な敷地を利用して大隅町の豊な発想を活かして、年齢を問わず有意義な時間を過ごせる公園空間が創られている。1,200本の桜も植えられていて春には花満開を楽しめる。
道の駅内にある物産館。朝採れ新鮮な野菜を農家主催の会員により販売運営。人気が高く早い時間に完売する。追加搬入はするがストック無し。やごろう豚も販売。道の駅販売所の成功例として、評価が高い市である。年に10回ほどイベントがある。
道の駅・販売所
☆店内の様子。絶え間のない来店客。取材の合間に、ドラゴンフルーツをゲット!この販売所では大隅町のものばかりが集まっている。
1日400人平均来客があり、週末は800人
鹿児島県曽於郡大隅町岩川5718番地1
рO994-82-5666(Fax 5777)
●●弥五郎どん祭り 900年の歴史をもつ岩川八幡神社の秋の例大祭
☆八幡神社の坂を巨大な弥五郎どんが下ってくる。弥五郎どんの浜くだり。県下三大祭りの一つで巨人が町を練り歩く。昔の弥五郎どんは現在のものよりもっと大きく電線などを持ち上げながら練り歩いたそうだ。毎年、何万人もの見物人が訪れ、町内では恒例の「ミスター弥五郎どん」も参加して大変な賑わう祭りである。「弥五郎どん」には県内に三つの伝説があり、どの土地でも誇りにされ親しまれながら語り継がれてきた。
☆さざれ石
君が代「♪千代に八千代に細石の岩をとなりてー♪」と謳われている石。歌を謳いながら初めて見た「細石 さざれいし」。岩川八幡神社に説明付きで展示してある。難しい議論以前に実物を是非ご覧あれ!
●●□官軍墓地(西南の役で戦った県外出身の戦没者を弔った墓地)
弥五郎伝説の里の真下にある。本道から筋に入るが、ひっそりと草1本無く、供え物もあり今も地元の手あつい心があった。(弥五郎どんが、見える。右の写真、上)
☆偶然にも墓地を永年守っておられるという地元の方が墓参りに来られた。「老人会などで昔から掃除や草取りなどやっていました。私の身内も太平洋戦争で亡くなり戦地に葬られているが中々墓参りにもいけない。残された家族の身になり続けています。」と、語られた。
●●二つ目の道の駅、物産館が?
株式会社 津曲食品 食品製造加工・卸事業
【お問い合わせ】 п@0994−82−5551 曽於郡大隈町月野3928
※まごころふる里便などで全国一円通信販売
☆道路沿いに広い駐車場を持ち隣には大きなビジネスホテル。弥五郎さんの像があり店舗には紅く弥五郎の里と明記してある。見た感じ道の駅か物産館。実はここは財部町でもよく知られ各地物産展にも参加している食品加工会社。上の写真のように鹿児島名物「あくまき」などやエベス(えべし)など地元の昔から伝わる食べ物を商品化して販売していて多くの開発品がある。前日も伺ったが外で「キシン」の葉を一枚一枚摘んでいたものが、今日は包まれて蒸された美味しい菓子が展示販売されていた。
☆主な加工品 山菜・こんにゃく・菓子・観光土産品を各部門で製造
※ホテル事業やコンビニ事業も展開している。
☆財部町企画課・富岡さんも工場見学後、売店で案内の方に質問して興味深々。大隅町の技術や開発商品群に釘付け。※津曲食品の「あくまき」は硬すぎず柔かすぎず適当な灰汁(あく)の風味と美味しさからファンが多い。5月ともなるとたくさんの人が宅急便で送るようになる。彦一だんごでも、有名である。
●●大隈町は「白菜の町」でもある。
☆大隅町南地区。広大な畑地が白菜栽培地だ。新鮮で安心な白菜を栽培するため最近はフェロモンドラッグと云われる防虫栽培をしている。害虫が好む匂いで誘い駆除して、被害を抑える方法をためしている(農薬を使用しない栽培)。後継者20件ほどで栽培に取り組んでいる。漬物用に契約栽培したり、青果市場などに出荷される。県外企業からの引き合いもあり、キムチなどを製造する工場も進出している。この地域にはあの有名な「弥五郎すいか」の産地でもあり大隅町長も「農産物の拠点つくり」として期待を膨らませている。
●●「私領 五番隊」の子孫
鮫島一郎さん(65才)元大隅町役場・社会教育課職員
爺さんから聞いた「私領 五番隊」に纏わるエピソード
先祖は(曾爺さん)金峰から家来として大隅にきた。私領 五番隊に加わり激戦死闘の最中のこと、鉄砲の筒掃除で指を負傷してしまった。吹き飛んだ痛さの中で気遣う戦友に「シラんぬ、つぶせっがならんばっかいじゃがよ。(シラミを潰せなくなっただけだ!)」と気を高め怯まず戦い勝ち進んだ。・・という話を聞く事ができた。壮絶な戦いだったに違いない。友や親族の屍を越えねばならないほどの激戦時の侍の心情が強く伝わってくる話だった。大隅岩川村の一人一人が屈辱を覆す思いで生死をかけて血みどろに闘った様子がまざまざと浮かんでくる。その想像を絶する・・戦いが、明治維新を成し、現代国家を構築させた。
●●宴のあとに…
宴たけなわではありますが・・町議会議長 瀬戸口三郎氏の万歳三唱で閉会となる。
町内にある様々な町興しのグループが今回の新酒発表の為に集まり、町議もほとんど来られ、桂次雄町長(写真中央)もかけつけられた。
|
※参加協力者(多くの方々の協力で無事、実行できました。)
【財部町】
(敬称は省略させていただきます。)
編集局2名
財部〜前畑 浩一
都城〜栫 昭一
※キャラバン担当随行員
財部町役場企画課 富岡 豊文
〃税務課(現在、県庁出向中) 宇都正浩
【大隅町】
大隅町長 桂 次雄
町議会議長 瀬戸口三郎
他町議
大隅警察署長 田代克憲
大隅「あつみ会」会長 澤 俊文
竹下甘藷販売 代表 竹下一成
大成畜産 代表 大成理一
上野観光農園 代表 上野和美
この人紹介 "弥五郎面工房" 吉峯 魁
大隅町物産館 やごろう農土家市 店長 上杉弘幸
株式会社 津曲食品
南日本新聞社 大隅支局
支局長 柴立浩一
鹿児島新報社 大隅支局
支局長 幸田康則
※訪問先キャラバン協力
大隅町役場・経済課
農政係技術主査 遠矢 忍
|
|
【編集局から】
大隅町には公私共に訪れる機会が多い町でしたが、焼酎の企画を依頼され係わったことから岩川の郷土史にも触れ、因縁的な財部・末吉との昔の係わりをも教わり身が引き締まる思いがしました。130年を経過した今でもその精神は変ることなく大隅の礎としてりっぱに生きていることを知り、素晴らしいと感動しました。大隅にはまだまだお元気で立派な多くの先輩がおられ、「これからの地域の後継者の手本」にされることだろうと安心しました。
今回のキャラバン隊を振り返れば「私領 五番隊」の印象があまりに大きく、日本の激動の維新を変えた直接の歴史を見たようでした。 「岩川志士の気迫は現在も健在なり!。」
|
|
財部町役場・企画課
キャラバン担当随行員
富岡豊文さん |
|
|
【訪問先・大隅町】 |
|
|
|
鹿児島横断・全町訪問(宮崎の一部も検討枠)
薩摩・大隅「本格焼酎の香り」故郷探訪キャラバン隊
主催 日本・侍士の会
後援 ・ 財部町
・ 南日本新聞社
【目的】
山の物・海の物・川の物あるところに焼酎の香りありと、会のHPを利用して正式に財部町の後援を戴き、町の観光や「侍士の門」を含む特産品、文化のPRを行いながら県内各町を訪問取材し、「五分の目編集局」に掲載します。公式に情報交換しながら、御互いの町をPR制作していきます。あなたの町にもあなたの村にも、訪問しますよ!!
|
【次回の予告】
読者の皆様へ
このページでは、焼酎に関する情報をお待ちしております。焼酎に絡んだ地域情報、ホットな話題等、とにかく、焼酎に関することならなんでもお待ちしております。どうぞ、地域情報をお寄せください。情報はこちらまで。
※焼酎の普及とイメージアップになるような情報以外のものは、受付を致しかねます。ご了承下さい。
☆ キャラバン隊・読者感想はこちらから☆
|
|